2018年1月13日 (土)

ベニシダレザクラの強剪定

11日からはじまった富士植木による作業は、13日まで続きました。

12日には、熊野権現のソメイヨシノを剪定。これにより、権現様の塚に植えられている樹齢200年を越すキリシマツツジに日が当たるようになり、元気になると思います。
また、13日の午前には2012年に移植したケンポナシの養生作業。移植後5年をすぎ、今回は特に枯れた枝もなく、少し元気をとりもどしたようです。

そして、13日の午後は、関家の庭のベニシダレザクラの剪定です。}
このベニシダレザクラは、三春の「滝桜」の血をひくものです。苗木を植えて20数年になり、日当たりにも恵まれて大きく育っていますが、昨年春は花が少なく、心配していました。今回、富士植木の山下得男さんに樹木診断してもらったところ、周囲のマツの影響もあって日当たりが悪くなり、枯れた枝が多いことがわかりました。そこで、枯死した枝の落下の危険性を考え、強剪定することにしました。

下の写真は、剪定前です。

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太い枝は、チェンソーで切り落とします。

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ところで、この日の作業には千葉大学園芸学部の学生が実習の一環として参加。写真は、チェンソーの構造やカッター(刃)の研ぎ方について説明を受けているところです。

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切り落とした枝は、一輪車で運びます。

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枝の切り口にはトップジン(保護剤)を塗布します。

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サクラの剪定を終えた後は、日当たりを良くするためにマツの枝も落します。

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以上、約2時間半の作業を終えた後のベニシダレザクラです。日当たりも良くなり、健康を取り戻してくれるといいですね。

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(山田)

2018年1月11日 (木)

高所作業車によるクヌギの枝の伐採

関さんの森の南側にあるクヌギは、周辺に建物が無い時代にのびのびと育っていました。隣接地に住宅が建ったこともあり、伸びすぎた枝を剪定しました。

今日は関さんから依頼を受けた(株)富士植木の職員が朝から枝の伐採作業です。作業に伴う経費は地権者の負担です。都会の緑を維持するのは大変です。

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道路を通行止めにして、交通整理を含めスタッフ9名が、高さ20mの高所作業車を使っての枝切り作業。クレーンのゴンドラ上の2人は、切った枝をその都度ロープを使って地上に下ろします。上空は一段と寒く、狭い道路上で電線も通るなど厳しい作業条件でしたが、1日半かけて作業は無事終了しました。

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作業終了時点のクヌギの姿です。枝の位置は道路の中心部に留まっています。

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切り取った枝です。枝の径は最大で直径12㎝以上もありました。以前に切った枝先に新しく伸びた枝の年輪から推定すると、前回より12年程経っていることが分かりました。

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なお、クヌギの材は薪や椎茸栽培の原木としての活用が考えられます。今後、育む会で検討していきたいと思います。

(木下)

2018年1月 7日 (日)

関さんの森・仕事はじめ

関さんの森・仕事はじめは、屋敷林などの安全点検から。

この日は、屋敷林などの散策路を歩き、ゴミ拾いをかねて危険な箇所が無いかどうか安全点検をおこないました。

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樹木は成長すると、日当たりの悪い枝は枯れていきます。今回の点検で、ただちに通行禁止にするほど危険な箇所はありませんでしたが、森を散策する際は、気をつけてください。
また、強い風が吹いている時や、雪が降っている時は森には入らないでください。

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ところで、関さんの森は、『幸谷特別緑地保全地区』に指定されていますが、北口の看板が汚れていました。よく見ると、不思議な模様があります。

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これは、カタツムリの食痕です。つまり看板に付着した藻類を歯舌で削り食べた痕。しばらくこのままにしておくので、観察してみてください。

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さて、屋敷林の次は新設道路周辺です。“むつみ梅林”や“くぬぎの森”などのゴミを拾いました。

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そして、午前中の作業が終わったら、関家のお庭でランチタイム。「ジュリジュリ…」と聞こえた方向を探すと、エナガの群でした。エナガはとても可愛い野鳥です。

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(山田)

2018年1月 1日 (月)

1月の行事予定

*関さんの森の活動に関心のある方は、第一日曜・第三日曜の定例作業にご参加ください。

関家屋敷内の見学を希望される方は、第三日曜日においでください。1月は21日(日)の10~12時です。

1月07日(日)

    関さんの森定例作業(10~12時頃)
    会議(13時より)

1月11日(木)~12日(金)

    富士植木による剪定作業(百年桜等,ケンポナシの養生等)

1月11日(木)

    会報の印刷作業(13時より新松戸市民活動支援コーナー)

1月12日(金)

    溜ノ上レディース定例作業(10時より)

1月13日(土)

    千葉大園芸学部学生野外実習(13時よりむつみ梅林)

1月14日(日)

    古文書の会(13時より)

1月18日(木)

    砂原保育園里山体験(10時半より)

1月21日(日)

    関さんの森定例作業(10~12時頃)
    関家屋敷内の訪問者ガイド(10時~12時)
    会議(12時より),新年会(12時半より会員限定)

1月26日(金)

    溜ノ上の森レディース定例作業(10時より)

2017年12月27日 (水)

関さんの森・仕事納め

今日は、関さんの森・仕事納め。12名が参加し、森のサロンの大掃除と、正月飾りなどを分担しておこないました。

正月飾りは、稲わらをなって注連縄をつくります。

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この太い注連縄は、おくまんさま(熊野権現)用です。

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下の写真は、百年桜を飾っているところ。

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下の写真は、道路工事で移植したケンポナシの前で記念撮影です。

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このほかに、カヤ、エノキ、ケヤキなどの古木にも注連縄を飾りました。

ランチは、豚汁とお汁粉で温まりました。

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一方、関家の正門前には、手作りの門松。

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正門近くには、すでに早咲きの梅が花を咲かせていました。

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皆さん、よいお年をお迎えください。

2017年12月13日 (水)

保育園児 ゆく秋を満喫

葛飾区内から電車で自然観察に来る保育園児たち。
先ずは屋敷の裏側にあるみかんの実を取って、甘酸っぱい味を静かに堪能する園児。

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今日は落ち葉掃除の体験です。屋敷の外に出て、まず駐車場の落ち葉の掃きそうじ。大きな竹ほうきを持って真剣です。

その後は、道路を挟み屋敷の反対側にあるクヌギの森周辺の掃除に、道具を持っていざ出発です。

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くぬぎの森周辺の道路や隣の家の庭には、クヌキ゛の葉がまだ溜まっていて、園児はそれを掃き集めて袋に入れます。要領を得ないので、なかなか落ち葉が集りませんが、園児は一生懸命です。

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集めた落ち葉は森の中にある落ち葉プールに入れました。落ち葉がいっぱい集まったプールを見た園児は、我先に飛び込んで首まで浸かったり、落ち葉を掛け合ったりして大はしゃぎ。先生も一緒でした。

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その後、お世話になった関さんの森のスタッフに、園児が焼いたクッキーのクリスマスプレゼントがありました。

2017年11月 7日 (火)

カヤの実入りのパンを焼く

草加市内は平地ばかりで山がありません。市内の保育園児は、季節ごとに関さんの森を訪問して里山体験をしています。今日は秋の探検日。森で取れたカヤの実を使ったパンを焼いて食べる日で、園児たちは朝からわくわく。まずは屋敷内の柿やみかんを食べ、カキノキの登って大はしゃぎ。

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カヤの実パンを焼くための、火起こしの実演を見学。マッチで付けた火が、燃え上がる姿に子ども達は興味津々。

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パンダネは関さんのスタッフが予め準備し、出来あがったパンダネに炒ったカヤの実を刻んで混ぜます。それをめいめい竹の棒の先に巻き付けます。

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いよいよパン焼きに挑戦です。ストーブを取り囲んで、お互いの焼き具合を見くらべながら焼きました。

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焼けたパンを頬張っている子ども達。おいしいと言って好評でした。

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食事を終えてから帰る直前に、絵本の読み聞かせにじっと聞き入っていました。

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2017年11月 5日 (日)

関家の古文書から一冊の本が

関家の蔵に保存されていた古文書は、「関さんの森・古文書の会」により3,000点余りに整理保存されました。古文書の整理保存作業を永年指導してこられた一橋大学渡辺尚志教授が、この度、『殿様が三人いた村~葛飾郡幸谷村と関家の江戸時代~』と題する1冊の本にまとめられました。11月5日には、かつての幸谷村の地区にある幸谷ふれあいホールで、出版を記念する報告会が開かれました。

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開場前に参加者が建物の外に並び、午後1時の開場と共に狭い通路の受付は混雑。参加者名簿に記録して、早速本を買い求める人の列が続きました。

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開始を待つ幸谷ホールの参加者。当日は松戸市内を中心に80名が来場、入りきれない人は別室のモニターテレビで講演を聞きました。

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主催者の「関さんの森エコミュージアム代表」、関家の当主である関美智子氏の挨拶の後、著者である渡辺氏による「葛飾郡幸谷村と関家の江戸時代」と題する特別講演が行われました。渡辺尚志氏は日本近世史・村落史研究の第1人者。膨大な関家古文書の中から、現代社会の基礎を築いた江戸時代の村人たちの営みを、具体的にひも解きながら、①幸谷村に殿様が3人いたわけ、②村人の江戸川洪水とのたたかい、③村人の没落を防ぐセイティーネットの3点について分かり易く説明して下さいました。

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特別講演の後は、古文書の保存作業を担当してきた古文書の会の会員4名による報告。江戸時代の幸谷村の様子、五人組帳という村掟と村人のくらし、旗本曲淵氏への年貢納入の実態、年貢以外に村が負ったの負担等について報告がありました。

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著書は、発行所:崙書房出版 ふるさと文庫(新書版256頁)。
定価1300円(税別)で東葛地域の書店で発売中です。

江戸時代の幸谷村のくらしと文化

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2017年10月15日 (日)

古民家再生のプロの訪問

つくば市を中心に古民家の再生や伝統的な木造建築を手掛けている工房の主催者と筑波大の院生等9名が、「門と蔵再生事業」に関わっている松戸市内の建築士の皆さんと共に関さんの森を訪問しました。

訪問者は、道路問題も含めて古い門や蔵をどのように守って来たか関心が高く、育む会やエコミュージアムの今までの活動について熱心に聞いていました。ドイツの留学生から、ドイツの市民は森が大好きで誰でも自由に森に入ることが出来ると説明。森林に対する日本人とドイツ人の違いなどについて話し合いが進みました。

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門と蔵再生事業により作成した蔵の模型を前に、去年から門や蔵の保存活動に着手していることを説明。古い建物は現状のまま残すというより、時代に合った用途に使いながら残すことが良いのではないかとの意見で一致。

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話し合い後に建物の外にあったカキの実を見て、ドイツからの留学生は大喜び。渋柿ですとの説明でも、カキの実の美しさに見とれていました。

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その後、雨に煙る屋敷林をゆっくり散策して秋の森を楽しんでいました。

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